男子オリンピックで勝つ要因は?

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  目的

 

男子オリンピックバレーボールチームのどのプレー特性が勝利につながり、最終ランキングになったかを判断すること。

 

  方法

  対象

 

オリンピック男子38試合(1試合2チームのデータがあるため76試合)

 

  スキル

○サーブ(5項目)

 

・ミス
・ベストレセプション
・グッドレセプション
・相手コートへダイレクトに返球
・エース

 

○ブロック

 

・ミス(ブロックアウト)
・アタックできなかったがブロックした
・カウンターアタックができたブロック
・エース

 

○ディグ

 

・ミス
・組織的な攻撃ができなかった
・組織的な攻撃ができた

 

○カウンターアタック

 

・ミス
・ブロックされた
・カウンターアタックできた
・通過のみ
・エース

 

  結果

 

レセプションが相手コートへ返る」と「エース」の2つの変数が、最終モデルとして算出され、それぞれ、0.80と0.79の高負荷因子であることが明らかになった。また、モデルの判別的中率は60.5%(46/76)となった。

 

カウンターアタックのカテゴリからゲーム結果を予測したところ、「エース」が選択された。モデルの判別的中率は67.1%(51/76)となった。

 

このことから、サーブおよびカウンターアタックの「エース」がチームにとって攻撃的なツールであり、勝つための予測因子であったことが明らかになった。

 


出典

Playing characteristics of men’s Olympic Volleyball teams in complex II.

Zetou, E., Tsigilis, N., Moustakidis, A., & Komninakidou, A. (2006). International Journal of Performance Analysis in Sport, 6(1), 172-177.

用いられた論文はこちらです。

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