バレーボールの戦い方 攻守に有効なプレー選択肢を広げる(高橋宏文さん)
2019年12月31日

目次
- 序章 バレーボールにおける戦術とは
- 第一章 サーブ戦術
- 第二章 レセプション戦術
- 第三章 アタック戦術
- 第四章 トータルディフェンス
- 第五章 トランジション
- 終章 ベンチワーク戦術
この本を一言で表すなら、「アタック戦術がローテションごとに盛り沢山!」
アタック戦術は全144ページある中で約40ページを占めるメインコンテンツとなっています。
個人から集団戦術をローテーションごとにイメージしやすいビジュアルで表現されており、コンビネーション攻撃はもちろん、スペースの作り方やオーバーナンバーの作り方など勝利に最も貢献度が高いアタックに関して沢山の技術・戦術が書かれています!
また、驚いたのが、バレーボールの本でブロックやディグという分かれたカテゴリ(単体)で語るのではなく、「トータルディフェンス(ブロックとディグ)」や「トランジション(ディグからアタック)」と言った複合的な内容で書かれていたことです。
これまでトランジションについてここまで具体的に書かれた書籍は見たことがなく、直感的だったものが客観的に図示されていて、すごい分かり易いものでした。
「マルチアングル戦術図解」と書いているだけに、立体的でわかりやすく様々な角度からイメージしやすい本!
少し難しい戦術選択があるので高校生くらいからが対象だと思います。最終的なゴールをイメージして取り組むのはとても大切なので一読する価値があると思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
書籍情報
ベースボールマガジン 初版2019年12月25日
東京学芸大学バレーボール部監督
著者 高橋宏文