男子ビーチバレー五輪優勝チームの特徴

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  目的

 

2004年アテネオリンピックのエリート男子ビーチバレーボールチームの技術的戦術スキルの比較分析を行うこと。

 

  方法

  対象

 

2004年アテネオリンピックのビーチバレーボールチームの34試合8チームとした。

 

順位は以下の順である。

 

  • ブラジル(BRA)
  • スペイン(ESP)
  • スイス1(SWI1)
  • オーストラリア(AUS)
  • カナダ(CAN)
  • ドイツ(GER)
  • スイス2(SWI2)
  • アメリカ(USA)

 

  技術項目

 

  • サーブ効果:成功、エース(決定)、エラー
  • サーブ種類:ジャンプサーブ、ジャンプフローター、フローター
  • セット(トス)評価:完璧、良、不良、エラー
  • セット(トス)種類:オーバーハンド、バンプ(アンダーハンド)
  • アタック結果:キル(決定)、不成功
  • アタック種類:スパイク、ショット(軟打など)

 

  結果

  サーブ

 

サービスエースに関してチーム間で統計的な有意差が認められた(p<0.05)。

 

BRAESPSWI1AUSCANGERSWI2USA
決定率(%)8.71.11.31.82.13.23.11.6
ミス率(%)9.64.212.24.77.27.313.87.1

 

具体的には、ジャンプサーブでの有意差があった。

 

BRAESPSWI1AUSCANGERSWI2USA
フローター(%)14.758.331.762.270.87.043.629.0
ジャンプフローター(%)12.228.426.325.35.660.028.754.6
ジャンプ(%)73.113.342.012.523.633.027.716.4

 

  アタック

 

チーム間のアタック決定で統計的に有意な差が明らかになった(p<0.05)。また、チームの平均アタック決定率は59.8%であった。

 

BRAESPSWI1AUSCANGERSWI2USA
アタック決定率(%)70.560.560.655.754.154.162.460.3

 

  結論

 

金メダルをとったブラジルは、他チームと比べてジャンプサーブを多く行っていた。このことから、ジャンプサーブは全てのビーチバレーボールチームにとって非常に重要な武器になることが明らかになった。

 

アタックにおいて、チーム間で大きな違いが明らかになった。ブラジルのチームはアタック攻撃の決定と成功という点で全体的に優れていた。

 

このことから、エースサーブキルアタックなどの直接得点をもたらす技術的戦術スキルは、トップの男子ビーチバレーボールレベルのチームにとって重要な成功する要因であると考えられる。

 


出典

COMPARATIVE ANALYSIS OF THE TECHNICAL-TACTICAL SKILLS OF ELITE MALE BEACH VOLLEYBALL TEAMS

Papadopoulou, S., Giatsis, G., Billis, E., Giannakos, A., & Bakirtzoglou, P.(2020)Sport Science. 13(1):59-66.

用いられた論文はこちらです。

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