水中プライオメトリクストレーニングの効果

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  目的

 

水中プライオメトリックトレーニング(Aqua plyometric Training:APT )が垂直跳びの跳躍高に影響があるかを検討する

 

  方法

  対象

 

女子バレーボールプレイヤー(APT群:10名、CON群9名)

 

APT(n=10)CON(n=9)
Age(yr)15±114±1
Body mass(kg)64±1357±8
Height(cm)167±9164±8

 

  水中プライオメトリックトレーニング(Aqua plyometric Training:APT )内容

 

ウォームアップ 5分間→APT 35分→クールダウン 5分 合計45分

 

深さ:122cm 長さ:12.2m 温度:28度 期間:6週間

 

パワースキップ

スパイクアプローチ

バウンディング(シングル・ダブル)

スクワットジャンプ

1週目2本、2週目3本、3・4週目4本、5・6週目5本

 

連続スクワットジャンプ

1週目3回(10秒実施、30秒レスト)、2週目4回、3・4週目4回(20秒実施、30秒レスト)、5・6週目4回(30秒実施、30秒レスト)

 

デプスジャンプ(3つのボックス(61cm)ジャンプ→30秒レスト)

1週目2本、2週目3本、3・4週目4本、5・6週目5本

 

  結果

 

跳躍高はAPTとCONの両方で4週間後と6週間後に有意に増加した(p<.05)。また、APTの6週間後において4週間後よりもさらに増加した(p<.05)。

 

APT(n=10)CON(n=9)
実施前33.4±4.731.9±5.3
2週間後33.1±4.732.1±5.4
4週間後34.4±5.6*33.5±5.0*
6週間後37.1±4.5*33.2±4.7*

* :p<.05

 

APTとバレーボールトレーニングの組み合わせにより、CONグループよりもVJが大幅に改善されました。

 

したがって、APTは陸上のプライオメトリクスと比較して筋肉痛が減少する可能性が高いことを考えると、APTは有望なトレーニングオプションであると考えられる。

 


出典

Aquatic plyometric training increases vertical jump in female volleyball players

Martel, G. F., Harmer, M. L., Logan, J. M., & Parker, C. B. (2005). Medicine and science in sports and exercise37(10), 1814-1819.

用いられた論文はこちらです。

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